泌尿器科専門医が専門的な観点で、的確な診断・治療を行います
当院には「泌尿器科専門医」が在籍しています。泌尿器科で扱う病気のなかには、症状や年齢から予想できるケースがあります。しかし、的確な診断・治療を行わないと、治療をしても症状がなかなか改善せず、さらに悪化してしまう恐れもあるのです。
これまでの豊富な専門知識や泌尿器科専門医としての治療実績があります。その経験値や検査結果から、泌尿器科の疾患だけに固執するのではなく、からだ全体のバランスや患者さんのご希望など多角的な視点から患者さんの病状を考えていくように心掛けています。そして、患者さんが今本当に必要としている治療の提供をめざします。
遠くから来ていただいた患者様のためにも、できるだけ負担の少ない、安全性の高い治療をめざしておりますが、なかには手術などが必要ながんや重症度が高く緊急性を要する場合があります。その際は、より専門性の高い設備のある病院をすぐにご紹介し、できるだけ早く治療を受けられるようにサポートいたしますので、どうぞご安心ください。
登録医として紹介が可能な病院
足利赤十字病院 太田記念病院 公立館林厚生病院 佐野厚生病院 など
原因となる疾患を見つけ、根本からの改善を目指すことが可能です
たとえば一言に「尿が近い」といっても、「前立腺肥大症にともなう夜間おしっこの近さ」「過活動膀胱で膀胱がぶるぶるして収縮して急におしっこにいきたくなる」「夜間の尿の量が増えてそのためにおしっこの回数が増える」など、さまざまな病気が関係しています。また、膀胱炎がなかなか治らない場合などには、耐性菌の問題や、結石やがんのリスクもあります。原因を明らかにするために、必要な検査をしていきます。
当院では体外から残尿量を測定できる専用の装置や膀胱カメラなど、専門の検査機器を用意しており、症状を引き起こす原因の分析を行います。そして、検査結果から明らかになった病状に合わせ、症状の改善に必要な治療の優先順位を患者さんと一緒に話し合います。例えば膀胱炎ひとつとっても、妊娠中の方、またご年齢によっても出すお薬が異なります。病気の重症度や患者さんの年齢、合併症の有無などを考慮しながら一人ひとりに合わせた治療を提供するため、より根本的な改善へとつながりやすくなるのです。
泌尿器科専門医とは?
医師免許取得後、2年間の初期臨床研修の修了に加え、日本泌尿器科学会が指定する認定施設で4年以上の専門医研修を受けた後、資格試験に合格した者を「泌尿器科専門医」といいます。
腎・尿管・膀胱・尿道などの尿路系の病気、前立腺・陰嚢・陰茎・精巣などの男性生殖器系の病気、甲状腺・副甲状腺・脳下垂体・福神などの内分泌系の病気、女性骨盤底による障害などへの対応が可能です。豊富な専門知識や高い診療技術を有し、医療倫理や医療安全への理解も深く、より適切な治療の提供が期待できる医師です。
前立腺癌を調べるPSA検査の数値が高く、今後どうするべきかお困りの方は、是非当院までお気軽にご相談ください。前立腺癌が疑われる方へは、麻酔下で前立腺生検という生体検査をお勧めすることがあります。その際は泌尿器科のある大きな病院へご紹介いたします。それらの病院には紹介状が無いと受け付けてもらえないことが多いので、クリニックからの紹介状が必要です。
PSA検査は前立腺肥大症・前立腺炎でも数値が高くなることがあります
前立腺癌以外の疾患でも数値が高くなることがあるので、上記のような疾患を強く疑われる場合は、少し待った方が良い場合もあります。例えば、前立腺の治療をした後にPSA検査を再度受けると、数値が基準以下になっていることも珍しくないからです。
大きな病院に行く前に、一度専門医に相談したい方は当院までお越しください
生体検査は入院や麻酔を必要とするため、ご高齢の方や心臓病の持病をお持ちの方はかなり負担になることがあります。生体検査を受ける際には前立腺癌が見つかった時のことも含めて人生全体を大きく考えた上で検査を受けるのかを決定することが必要です。大きな病院に行く前に、まずは一度、専門医に相談してみたい方や、仕事が忙しくて土曜日しか診療を受けられない方などは是非当院までお気軽にご相談ください。
当院長はこれまで、数多くの生体検査や手術、放射線治療に立ち会ってきた経験があります。それらの経験を持つ専門医として皆様の相談に乗りたいと思います。